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zoom RSS ドイツのクリスマスのお菓子シトーレンとギフト、プレゼントについて

<<   作成日時 : 2011/12/01 22:40   >>

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12月は贈答のシーズンです。贈り物は何にしようか、また頭を悩ませる時期です。今日はドイツのクリスマスのお菓子である「シトーレン」(Stollen)と「プレゼント」(present)、「ギフト」(Gift)についての話です。

私は最近、ドイツのクリスマス用のお菓子の「シトーレン」(Stollen)を、知り合いと自分用に、神戸の「フロインドリーブ」に注文し、送ってもらっています。知り合いの日本在住のドイツ人が、長い間クリスマス時期になると、このシトーレンを神戸から送ってくれていたので、すっかり我が家では、シトーレンを食べないことには、クリスマスもその年も越せないことになってしまったのです。今年も注文済みなのでまもなく届くでしょう。ドイツでは秋になると、各家庭でシトーレンを作り、クリスマスの4週間前から順々に食べるそうです。シトーレンはその形から、生まれたばかりのキリストの赤ちゃんを「白いおくるみ」でくるんだことから、形が似ているとして縁起が良いと言われています。また"Stollen"はドイツ語で「坑道」の意味であり、このお菓子を切った形が坑道のようで、これを切って短くしていくとキリスト(クリスマス)に近づく意味もあるようです。フロインドリーブ以外のシトーレンは日本的というか、パン似というか柔らかく、味にしっかりさがなく、私には物足りません。

フロインドリーブの案内

http://freundlieb.jp/

シトーレン(stollen);真ん中から切って少しずつ食べます。周りに白い砂糖があり、中はフルーツケーキを固くしたようなもので、いろいろなものが詰まっています。

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神戸のパン屋さんである「フロインドリーブ」は、昔NHKの朝ドラで「風見鶏」というのがあり、そのモデルになったところです。ドイツから来て神戸で日本で初めてパンを作る物語で、今ではすっかり全国的に有名になりました。初代の息子の名前が「フロインドリーブ」だったので、店の名前にしたようです。私は数年前にこの店を訪れ、サンドイッチの1000円ランチをいただきました。とてもボリュームがあり、コーヒー、お菓子もついていて美味しかった。ただお昼ごろ行くと近くの神戸マダムや観光客が行列を作っており、早めに行って待っていたほうがよいでしょう。新幹線の神戸駅の近くであり、北野町の異人館街の東側です。

フロインドリーブは神戸の震災後、古い教会に新本店を作った。

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2階のカフェ。1階で売っているパンやサンドイッチのランチ、ケーキを食べれます。中はいかにも教会風です。

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さてプレゼントの「シトーレン」のことを思っていたら、贈り物として"Present"と"Gift"があり、この違いはなんだろう?"Present"にはその他多くの意味があるが、どうしてだろうと思い当たりました。それでこれらの言葉を調べてみました。

まず「プレゼント」(Present)ですが、この英単語は複雑な意味を持っています。

まず<名詞>では、「贈り物」の意味と「現在」という意味があります。

<動詞>では,「贈り物をする,紹介する、提示する」の意味があり、「提示する」の名詞形の"presentation"では、「説明して示す」意味になります。またpresentは「差し出す」の意味もあります。

<形容詞>では、「現在の、出席の、そこに居合わせた、面前の」、の意味があります。

要するに、これらの意味に共通していることは、「自ら一歩前に進み出る」「前に差し出す」「現在そこにいることのあかし」のような意味が共通して含まれていることです。"pre"とは「前の」という意味があり、野球では開幕前のオープン戦が"Pre−Season"で、シーズン後のオフ状態は"Post−Season"と言われます。歴史的には、ラテン語で"pre"が「前にいるような」という意味から"present"が出来たらしい。"pre+sent"で、「前に差し出す、贈る」との意味が、「贈り物」や「出席」の意味にもなったようです。また「現在そこにいる」ことの意味から、"present"が「現在」を意味するようになったようです。こうして"present"はいろいろな意味を持つようになりました。

"Present"の英文例を挙げると:

present situation 「現在の状況」

present 「現在」

the students present 「出席している生徒」

My sister is present.「妹は出席しています」

This is a present for you.「これはあなたへの贈り物です」

I will present a book to Jack. 「私はJackさんに本を贈ります」

I will present myself tomorrow. 明日私は自己紹介するつもりです。

では「ギフト」(Gift)は「プレゼント」(Present)とどう違うのでしょうか?辞書ではGiftは「贈り物, 寄贈品, 進物」とあり、また「神からの贈り物、特別な能力、天賦{てんぷ}の才」の意味もあります。動詞では「Xに贈呈する」の意味があります。

"Gift"の英文例では;

gift basket 「贈り物の詰め合わせ」

gift as a natural mother「生まれながらの母親としても天分」

gift from God「神からの贈り物」

では"Present"と"Gift"の違いはなんでしょうか?私たちが「誰かにプレゼントする」と言ったら、比較的気軽な贈り物の印象があります。しかし「ギフト」(Gift)と言ったら、少し改まった贈り物に聞こえます。調べて見ると"Gift"は「"present"より改まった言い方で、比較的値打ちのある贈り物や寄付品」のことであり、"Present"は「親しいい間柄で、金額的には高くはないが親愛の情などをあらわす贈り物」となっています。ところで「お土産」(souvenir)もプレゼントの一種ですが、旅先や外出などからの帰りの贈り物で、日本では"present"、"gift"とは言いません。しかし辞書によっては「土産(みやげ)」は、「a present; a gift; (記念の)a souvenir.」と書かれていて少し混乱します。欧米では日本人の感覚おいての「お土産」を直接現す単語は少ないようで、"souvenir"の意味していることは少し違うようです。
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参考に英英辞典では"Present"と"Gift"について、下記のように表現しています。

Gift is a more formal term, often suggesting something of monetary value that is formally bestowed on an individual, group, or institution.

Present, on the other hand, implies something of less value that is an expression of goodwill. 

ところで少し前に知った言葉で、"Present"と"Gift"をうまく現す名言があります。
  
Yesterday is history,
Tomorrow is mystery, and
Today is a gift. (from God)
That is why we call it present.


昨日は過去のこと。
明日は未知のもの、そして、
今日は(神からの)贈り物(gift/present)。
だから「現在」のことを「プレゼント」(present)と呼ぶのです。

現在(今日)という意味のpresentと、贈り物という意味のpresentを、giftでうまくつなげて掛けてありますね。調べてみると、これは多くの名言を残している「エレノア・ルーズベルト大統領夫人」のスピーチで有名な言葉であり、さらにこれはアリス・モース・アールという作家の言葉が原文で、そこから少し変形して引用していたらしい。

エレノア・ルーズベルト夫人は名言を多く残した。

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使用実例としては、アニメ映画「カンフー・パンダ」の中の一場面でウーグウェイ導師がa saying(ことわざ)と言ってこの言葉を使っていました。(動画)



さて"Gift"についても面白いことわざがありました。それは"look a gift horse in the mouth" 「もらいものにケチをつける」です。直訳では「贈り物の馬の口の中を見る」になります。しかしこの場合はそうではなくて、「もらいものにケチをつける」です。

例文: "Your present is Chocolate,again " "Don't look a gift horse in the mouth."「またプレゼントはチョコ?」「もらいものにケチをつけるなよ。」
ふつう "Don't"や"Never" を伴なう否定の命令文で使います。

ではなぜ"gift horse in the mouth"がこんな意味になるのでしょうか?その理由は、馬は口を開けて歯で年齢を推定できるので、もらった馬の歯を見ると言うことは、まだ働ける若い馬か、役立たずの老いた馬かどうか確認をすることを意味していて,馬の贈り主に対し失礼な行為で、ケチをつけているようになるというわけです。類似のことわざがヨーロッパ各国にもあります。

Don't look a gift horse in the mouth; もらいものにケチをつけるな!

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ついでにもう一つ"Gift"のことですが、最近知った言葉で「キャンサーギフト」(Cancer Gift)があります。その意味は癌(キャンサー/cancer)になってみて、はじめて見えてくる命の大切さ、時間の大切さ、回りの人々の暖かさ、優しさ、それは、癌がくれた贈り物といえます。それで「キャンサーギフト」と言われます。しかしこのように前向きに捉えられる人ばかりではなく、思い悩む人も多い。「キャンサーギフト」のホームページも見つけました。この問題に関しては、もう一つ私ははっきり説明できないので、今回はこの言葉の紹介だけに留めておきます。またこの言葉が、果たして外国で通用するのはわかりません。

キャンサーギフトのページ

http://www.rakkan.net/cancer-gift.html

私はあまり素敵な「プレゼント」を人から貰ったことがありません。いわゆる贈り物 について、次第に日本人はめんどくさくなって来ているようですが、単純で気軽なプレゼントは様々な形で増えているようです。アメリカでも毎月のようにある子供の誕生会のプレゼントで悩んでいると聞きます。私もいつか素敵なプレゼントをもらえる時がくるかな? あまり期待をしないで待つことにしましょう。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
神戸からおとりよせのケーキ、シトーレン、美味しそうですね、この種のケーキ食べたことありますが、しっとり重くて食べ応えがあり、薄切りにして食べるんでしょうが、ついつい何回もお変わりして、結局厚切りにしたぐらい食べてしまった思い出がありま。今年は、又この種のケーキ買って見たくなりました。
紹介してくださった、カンフーパンダ、孫と吹き替えを見ましたが、この英語版ではっきりと聞き取れました。アニメに出てくるぐらいなので、よほど有名な言葉なんですね。教えていただき良かったです。
Anne
2011/12/05 20:44
Anneさん
シトーレンはしばらく続けて食べないと、本当のおいしさがわかりません。たいていの日本人はこのお菓子を食べると、甘ったるくて、やや固くて、敬遠気味です。それで街で売っているシトーレンは、日本人向けに柔らかくて、甘味が少ないのが多い。焼く時間も短いようです。本場の味に近いのがこのフロインドリーブのものです。
Giftも神からの贈り物、特別な賜り物の意味もあって、今日という日がいかに大切かを、この言葉は言いたいようです。映画ではこんないい言葉が使われていても、見逃しそうですね。
Jack
2011/12/05 21:38

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