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zoom RSS タブーとジンクス、迷信-原子力、報道のタブーに思う

<<   作成日時 : 2011/06/07 16:56   >>

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福島第一原発の事故で、このところずいぶんと原子力に関する話題、解説、批判などがマスコミで取り上げられています。ところが今回の事故までは、原子力タブーと言うのがあって、マスコミはもちろん、原子力に関わる人や企業は、原子力の批判などはあまり積極的には取り上げませんでした。NHKはここ数年間原発を深く追求する話題は出していませんでした。そもそも原子力を国策として開発するといいでしたのは数十年も昔の話で、もちろん自民党政権の時代でした。原子力を推進していく途中で色々と不都合なことが起こっても、あまり公にしないように関係者、企業、マスコミがなんとなく(いや意図的に)国民には知らせない、批判的なことはしないとの暗黙の了解がどこかでできたのが原子力タブーです。このようなタブーは明示的に文書などにはなっていないので、タブーにふれるものは決して表には上がってきませんし、マスコミも取り上げません。原子力開発によりさまざまな人や企業が恩恵を受けたはずですが、はっきりとはしなく、今は口を閉ざしています。もちろん政治家などがこの関係の背後にうごめいていたはずです。

現在の新聞、テレビもこの問題にはほとんど蓋をしており、事故対応とこれをめぐる政局の話題ばかりで、原子力開発の根本を総合的に追求するところはありません。わずかに一部週刊誌が出していますが、記事の信ぴょう性ははっきりしません。こんな大事故が起こっても、まだ深く静かに原子力タブーは続いているのかと思うのですが、暗闇の中ですのでどうもわかりません。

この種のタブー(Taboo)は日本だけでなく、世界中にわからないようにあるらしい。原子力以外では報道のタブーがあります。自分たち業界のとって不都合なことはあまり報道しません。不明確な報道基準や自主規制の名のもとにマスコミは運営されています。たとえばスポンサーのマイナスになること、警察関係内部の不始末なども積極的には報道しない(桜タブーと言われる)、日本国民はニュース、社会報道に関してはマイナス的な記事(事件、事故、スキャンダルなど)が好きなので、それを多くする。プラス方向の記事、世界の面白い話題などは積極的には取り上げない。週刊誌はマイナス記事、煽る記事のオンパレードで、しかしそれが売れているのです。外国の新聞報道ではプラスとマイナスのバランスをうまくとっているようで、この辺ちょっと考えさせられます。日本の主要メディアだけを信用していると、いつの間にかメディアの思惑にはまっているのです。ちょうど中国の報道管制を、違う形で知らず知らず受けているようなものです。日本の記者クラブ(プレスクラブと違う)の閉鎖性も外国から批判があるようです。

また世界的には宗教による食のタブーがあり、イスラム教、ユダヤ教、一部のキリスト教などは食べてはいけないものがあります。さらに生活のなかにもしてはいけないことがあります。この他いろいろなタブーがあります。

さてタブー(Taboo)とは英語でないようですが、どこの言葉でしょうか?これはトンガ語のTabuが変化したものです。18世紀にイギリスのキャプテン・クックが大航海中に南太平洋のトンガに寄り、タブーその他の言葉をイギリスに伝えました。してはいけないことの習慣がポリネシア地方にはあり、それをタブーと呼んでいました。これがイギリスではたちまち流行語となり、英語(Taboo)になってきました。

キャプテン・クックの航海図。南太平洋のトンガ島に寄ってタブーを知りました。

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このタブーよりゆるやかな形で言い表されるのがジンクス(Jinx)です。欧米では悪いことに使われるのですが、日本では良いことにも使われるようになりました。ジンクス(Jinx)は昔ギリシャ時代に魔術に利用されていた鳥の名前が由来です。アリスイと言う渡り鳥がいて、日本にも春先わたってきます。このアリスイはJynx Torquiallaとギリシャ語で呼ばれ、首が180度回転して威嚇することから、魔術に使われ、縁起でもないことがJynxとなり英語ではJinxになりました。

ジンクスは少し前にこのブログで書きました、マーフィの法則に似たところがあります。すなわちマーフィの法則で、「洗車しだすと雨が降る」はジンクスともいえるのです。また日本、各国のことわざも一種のジンクスの置換えです。たとえば「2度あることは3度ある、泣き面に蜂」などがそうです。スポーツでは「野球の新人投手は2年目には活躍できない」ジンクスがよく言われます。かなりあたっています。私個人のマーフィの法則での「バスを待っていると遅れてくる」も確立40−50%あり、ジンクス、マーフィの法則、特に個人的に当てはまるものは大体経験的に40−50%の確率です。日本語のジンクスは縁起が良いことにも使うので(たとえば、特定の服を着ていると試合に勝つなど)、英語に直すときはJinxではなくPopular belief, Sayingのほうが合っているようです。

渡り鳥のアリスイ(Jynx Torquialla)がジンクス(Jinx)の由来です。

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このジンクスをもっとあやふやなことにしたのが迷信(Superstition)や言い伝えです。根拠のない当てにならない言い伝えで、「お米を台所に流すと蛇が出る、茶柱が立つと縁起がいい、黒猫が前を横切ると不吉、夜にツメを切ると親の死に目に会えない」などがあります。中には現在では首をひねるようなことも多いですね。昔は迷信、伝説のたぐいが庶民の生活にも影響していましたが、今はそれ程ではありません。

迷信集です。

http://www.gakko.edu.mie-u.ac.jp/comp_ed/2001/kishida/meisinsyu.html

この他にも「ことわざ」や「占い」「風水」など明確なことではないが先人の知恵」や信じたくなる事柄があります。

世の中には私たちの知らないところでタブーがあり、その世界に入ってタブーを侵すととんでもないことになります。。日常生活には直接には影響なくても、報道のタブーのように、いつのまにか習慣づいて意識していないものもあるようです。どれがジンクスでどれが迷信かについてはボーダーラインがはっきりしません。またジンクス、迷信の中には人によっては有益なものもあり、一概に無視できないものがあります。私たちがそれぞれをうまく取捨選択して使いこなすことが必要と思います。

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コメント(2件)

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面白いですね。タブー、ジンクス、迷信、言い伝え、マーフィーの法則、生活をする上で、無意識に信じていることがたくさんあります。先人の知恵だけではないんですね。有益なものをとり入れ、生活する上で役立てたいです。でも、あらためて例を挙げなさいと言われてもむずかしいです。Jackさんの例を見てなるほどと思いました。報道のタブー、私達は真実を知らされてないことがある、それは国民のためだと解釈したいんですが.....? そればかりではないとわかりました。
Anne
2011/06/08 15:12
Anneさん
報道のタブーや偏重はこのところかなり問題になっていて、気がついて来た人たちも多いですね。たまには違う傾向の情報源を見聞するといいですね。
ジンクス、迷信、ことわざには自分にとって当てはまるものがあり、もし悪いことならそれに対して対応策をとると違った展開が出てくるかもしれません。これらをうまく使うことだと思います。
Jack
2011/06/08 17:00

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