玉の輿からPurpleへの関係とは?PurpleとVioletの区別してますか?

先日Horatio Alger(男性の出世物語)とシンデレラについて書きました。その際シンデレラは日本で言うと「玉の輿」のようなものとたとえました。しかし玉の輿ってどうして「」なの?「輿」はなんとなくわかるけど。

江戸時代、第三代将軍家光のとき、京の八百屋の娘が大奥に入り、運よく将軍の側室になり、男の子(後の第五代将軍綱吉)を生んだ。その後将軍の生母で桂昌院となり絶大な権力を持った。京の時の名前が「お玉」だったことから、また「輿」は貴人がのる乗り物の総称だったことから「玉の輿」と言われるようになった。これには俗説との話もある。玉自体はもともと宝石や貴石のことでした。

ところで英語では貴いことは"Purple"をよく使いますね。英語で玉の輿は"marry into the purple"(marry intoで~へ嫁ぐ)と言います。"be born to the purple"で名家に生まれるです。また"purple"にはほかに仰々しい、俗悪なの意味もあり、"Purple passage"で飾り立てた文章です。中国でも紫は最高の皇帝の色でその宮殿を紫禁城、日本でも御所に紫宸殿があり、源氏物語の「紫の上」は最高の女性に描かれています。どこでも紫は高貴な色とされました。

この紫の色ですが、紀元前のフェニキア人はプルプラ(purpura)と呼ばれる貝から取り出した液を加工して紫色を作っていた。プルプラがpurpleになった。この大量の貝からわずかしかとれないため高級の代名詞になった。ギリシャ、ローマの皇帝も紫を王の色とした。

さてPurpleとVioletを勘違いしている人が多いようです。

Purple: 赤系統の紫(赤と青を混ぜた色)、京紫色
Violet: 青っぽい紫、すみれ色(Bluish-purple color)、江戸紫色

PurpleとViolet色見本を出しておきます。右側二つを比較してみてください。一番右がViolet、二番目がPurple。
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皆さんはこの二つの色を英語では区別していますか?英語ではこの二つの色をより明確に区別して話すようです。英語での会話ですが、たとえば女性が誰かに服を買ってあげるとき、そこにいない人に電話で色をpurpleと説明して買って見せたら、相手はどうしてこんvioletのような色なの!との場面があるかもしれない。日本人は紫にPurpleもVioletも含んで考えるふしがあるからですね。

の一番下にある色はpurpleでなくvioletです。したがって紫外線のことを英語でultraviolet x-rayと言いますが、violetのところを日本語ではおかしいですね。文学作品では薫外線とすみれの薫を使っているのもあります。この辺の表現において色に対する文化、民族の違いがわかります。日本語の青は緑も含んでいるのと同じです。またMagenda(マゼンダ)の色が似ていますがこれはpurpleをもっと赤っぽくした色(赤紫)です。自宅にあるプリンターのインクにもマゼンダがあります。

のある風景。一番下がViolet
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Magenda(マゼンダ)色見本

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日本語って色を包括的に言うことが多いので、日本語のの印象からつい英語の場合もpurpleとvoiletを区別しないで使っているかもしれない。このたぐいは他にも多くありそうです。

カラー見本です。本当の色とは多少違うかもしれない。

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/3138/html/font_color.html


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