Jackと英語の木

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zoom RSS 面舵いっぱい(Hard a starboard)の勘違いとタイタニック号遭難

<<   作成日時 : 2010/11/19 23:01   >>

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尖閣諸島の中国魚船と日本の海上保安庁の巡視船の衝突の事件でここ3ヶ月近く日本は大揺れですね。これに関連して今日は船員用語とタイタニックの衝突についてです。

先日英会話のLessonの時に、新しく入った男性が、中国船は"Right Angle"で巡視船にぶつかっていて危険だと話した。え!"Right angle"ってなにと質問したら直角のことであった。この方は元船員だった。船員は用語で結構英語を使う。しかし"Right Angle"はとくに船員用語ではない。単に船員が英語で話しているだけである。もうすこし専門的なのは面舵、取り舵、よーそろなど多くある。これについては私のブログの「日本丸、海王丸総帆展帆(そうはんてんぱん)を見る」(リンクになっています)で詳しく述べているが、角度を変えてもう一度思い出すことにした。

面舵(おもかじ)、取舵(とりかじ)とは?

船首方向へ向かって:

右側(卯の方角):日本;面舵、英語;Starboard(Steering Boardがあった側)

左側(酉の方角):日本;取舵、英語;Port(荷役側でLoard Port)

船首:Head 船尾:Stern

そのまま進行:よーそろ(Steady)
面舵いっぱい:Hard a-starboard

さて"Hard a-starboard"にしたらとんでもない間違いが起こった、タイタニック号の舵の取違いで氷山にぶつかった話をします。

1912年タイタニック号は北大西洋で氷山に衝突して沈没しました。これには上記の"Hard a-starboard"が絡んでいます。氷山を見つけた船員が"Iceburg right ahead!"(氷山が右前方!)と叫んだ、すぐ船長が"Hard a-starboard"と叫んだ。それを聞いた操柁手(Tiller Man)が船首を右方向にするように(面舵いっぱい)回した。当然氷山は右側にあり、接近した氷山をその後の修正操作でもよけ切れず衝突(Collision)した。

"Hard a-starboard"となると当然操舵手は氷山のある右に船を転回してしまう?ではなぜ"Hard a-starboard"と命令したのか?実はこの時代はまだ帆船用(for Sail Boart)の用語(Tiller Orders)で、"Hard a-starboard"は船を左に転回することを意味していた。今とは逆の方向の意味で日本語だと取舵いっぱいと船長は命令したことになる。もし命令通り左転回していれば氷山に衝突は免れていたかもしれない。今と同じ方向に統一されたのは1928年で、タイタニックの1912年当時は過渡期で、両方知っていた若い操舵手はとっさに新しい解釈の方向(右転回)で舵を切ってしまった。ちなみに改定のルールは蒸気船用(Steam Boart)でRudder Ordersと呼ばれて現在と同じ方向になった。この映画の日本語の字幕翻訳も違っていたようで、単に英語を翻訳するだけでは駄目で背景の知識も必要との見本となっているようです。

このほかにタイタニック号は、救難信号の切り替え時期よる旧信号CQDと新信号SOSの行き違いなどいくつかの不運、ミスが重なっています。

これらの詳しいことは下の部分をご覧下さい。

"Right Angle"は直角と覚えたので、ついでに関連する下記の単語も覚えることにしました。

Right Angle: 直角、 Acute Angle: 鋭角、 Obtuse Angle: 鈍角         Right Triangle: 直角三角形 、Rectangle: 長方形、 Square: 正方形、     Set Square(Triangle): 三角定規

三角定規ついて、三角なのにSquare(四角)はおかしいですね。アメリカ人は三角定規で四角いものを作るのでSquareと呼ぶと変な説明をしているようです。Right Agleももう一つなぜRightか判らないが、Rightには等しいの意味があり、直角は90度で両方から等しいとの解釈もあります。

12支による方角(卯は右側、面舵、Starboard、酉は左側、取舵、Port)

画像


昔バイキングのころは舵板(Steering Board)は進行方向に対して右側に付いていた。したがって岸に付け荷卸するのは左側で、Loard Port---Ladport---Portとなった。

画像


タイタニック号は右前方の氷山に対して"Hard a-starboard"で右側へ転回した。その後修正したが間に合わなかった。当時の用語の解釈通り左転回すれば衝突は避けられたかもしれない。

画像


回避行動が間に合わず衝突し、その後すぐに停止しなかったため、傷口から大量の海水が入った。

画像


面舵、取り舵、タイタニック号遭難が書いてある。
http://plaza.rakuten.co.jp/nitotora/diary/201007090000/

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英会話独学のヒント
2010/11/20 11:51

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
I'm surprised to read your blog.
The change of the rules and regulations
caused the disaster. I heard some of the
questiones have been answered, but others
continue to be mysterious.
I suppose there were a lot of bad lucks,
such as, only 20 lifeboats,thick mist,the
icy and freezing weather...human's error.
Anyway I'm so sorry for the tragedy.
It's an educational topic. Thanks, Jack.
Anne
2010/11/22 19:12
I think this is sample of terrible human mistake. Everyday we may make mistake some but almost of it is no problem. There seems to be many mistakes or unsuitable words of translations in movies but we cannot find them. Did you find any translation mistake in movies?
Jack
2010/11/22 19:40

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