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zoom RSS 記憶に関する「マジカルナンバー 7」って何のこと?ー数字いろいろ物語:「7」の数について

<<   作成日時 : 2012/09/28 22:00   >>

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数字には不思議なことが沢山あります。ミステリー、マジック、縁起、科学的裏付けなどが複雑に絡んでいます。数字にはそれぞれ特徴的なことがあり、数によっては様相が違ってきます。今回は数字の7(Seven)に関連する話題を取り上げてみました。これを読むとあなたもこれから「7」という数が気になるかも・・・・?

●人間の脳は7で区別しているー「マジカルナンバー 7」ってなんのこと?

人間って忘れやすいですね。しかし、いやなことも忘れるからこそ世の中うまく行っている面もあります。逆に覚えようとしてもなかなか記憶に留まってくれないことも多い。はたしてコンピュータのように一度入力するとずっと覚えているのがいいのか、ほどほどに忘れるのがいいのか凡人にはわかりません。

アメリカのプリンストン大学教授で心理学者のジョージ・ミラー(George Armitage Miller)は色、音、味などの感覚については、人間の脳は一度に七つプラス・マイナス2というミラーの法則「マジカルナンバー 7」を発見しました。一度聞いただけで、直後に再生できる記憶容量はどの程度かを調べたのです。この研究は認知心理学の先駆けとなったと言われます。ちょっと難しいですが、この7個という数字は、情報量ではなく意味を持った「かたまり(チャンクという)」の数のことで、数字のような情報量的に小さなものも、人の名前のように情報量的に大きなものも同じ程度の7個(個人差により+-2)しか覚えられないと言っています。マジカルナンバー 7 には個人差があまりないそうです。もっと多く記憶するには、グループ化が有効であり、例えば 15 個のものを覚えようとするときは、5 個ずつ 3 グループにすると覚えやすいと言っています。

逆に数秒間にすぐに忘れてしまう短期的記憶も、感覚と類似で、その限界は7個と考えられています。数えられるものとして、七福神、七賢人、七不思議など7で表すものが多いが、それ以上のことは、岡目八目、八百屋、八百八町などと多いこととして表現していることでもわかります。

マジカル7を発見したミラー博士

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マジカルナンバー7についての説明(動画)



●日本ではなぜお七夜、七草、七夕、初7日、七福神など7にこだわるのでしょうか?

7は週の単位です。キリスト教では6日働き、7日の日曜日を安息日にしています。神様がこの世界を作って最初に休憩したのが7日目と言われます。この7のリズムは中国に伝わり、それがやがて平安時代初期に日本に伝わりました。7のリズムで繰り返されるという考えは仏教にもあり、初七日、七回忌、四十九日と7のリズムの数字になって現れています。正月の7日目に七草粥を食べるのも、このリズムです。お七夜は赤ちゃんが生まれて七日目の夜のお祝いで、その時に名前を付けるならわしだった。昔は生まれても死亡する子が多かったので、ようやく七日目まで無事に生きてきましたとのホッとした気持ちの現れでした。七夕は陰暦7月7日に中国の故事に基づく行事で7、7と連続するリズムと呪術から来た奇数崇拝からのもので、織姫に縁がある織り機の棚機(たなばた)から、たなばたと呼ぶようになりました。

七福神とは、恵比須神・大黒天・毘沙門天・弁財天・寿老人・福禄寿・布袋という七人の福の神様の集合をいい、これらは中国、インド、日本など各国の神様です。ヨーロッパからアジアまで7と特別な数字で、共通しているところがあり、不思議な縁があります。

宝船に乗った七福神

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●ラッキーナンバーは何故7なのか?

野球で7回の攻撃をラッキーセブンといいます。負けていても、この7回になると応援団も特別に大きく応援し、選手もこの回にはなんとかしなければと奮い立ちます。ではどうして7回になるとこのようにラッキセブンと言うのでしょうか。

それはアメリカのメジャーリーグでの話からでした。1885年9月30日、シカゴ・ホワイトストッキングス(現シカゴ・カブス)の優勝がかかった試合での,あることからでした。7回にホワイトストッキングスのある選手が打ったのが平凡なフライでした。ところが、このフライが強風に吹かれてなんとホームランとなったのです。このホームランのおかげで、ホワイトストッキングスはこの日、優勝を決め、勝利投手はこの出来事のことを「ラッキーセブンスだ!」(幸運な7回)と言ったらしい。これが「ラッキーセブン」の始まりと言われているもっとも一般的な話です。

これは野球の話ですが、上述のように、もともと東西で7(セブン)は良い方向の特別な数字でした。それゆえセブンは昔から良い感覚があり、野球でもたまたま7回にラッキーな出来事が起こったので、よけいにラッキーセブンが流行ったのでしょう。

逆に悪い数字では、西洋ではキリスト教の関係から13の数字、日本では死からの連想での数字です。ホテルなどでは4の数字がない部屋がありますね。また良い数字では、日本と中国はの数字です。8=八→末広がり→めでたいの図式での感覚でしょうか。中国ではよい数字8への執着は日本以上らしい。

野球の7回になると球団のマスコットが出てきてパーフォーマンスをしたりします(巨人のマスコットとチアガール)

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●アメリカの若い主婦は難しいピンを狙い、七面鳥でお祝いする?

アメリカの若い主婦がボーリング(Bowling)をすると、左奥の隅にあるピンをなんとか倒そうとするらしい。ボーリングのピンは、倒れて後に残った形をいろいろな言葉で呼んでいます。一番奥の両端の二つのピンだけが残った形は、蛇の目のように離れていることから「スネークアイ」、三角の形にピンが残った形は「クリスマスツリー」といい、そして、左奥に1ピンだけ残った形は「マザー・イン・ロー/Mother in low(姑)」と呼ばれています。なぜ姑かというと、左奥の7番ピンは、これを残すとスペア(残ったピンを2回目に倒すこと)が取りにくく、しぶとく残った1本は意地の悪い姑(Mother in low)を連想させることから、こう呼ばれています。したがって、意地の悪い姑を想像して、アメリカの若い主婦は、つい難しい"Mother in low"ピンを狙ってしまうのです。

昔のボーリングでは、9つのひょうたん型のピンを並べて、それをなるべく多く倒す競技でした。ボーリングは16世紀初頭にマルティン・ルターが「ナイン・ピン・ボウリング」を考え出したしたときから、 ヨーロッパにスポーツとして広まっていきました。17世紀初頭になると、オランダ人がアメリカに移住して、アメリカでナイン・ピン・ボウリングが広まっていったのです。今では10個のピンが並ぶテン・ピン・ボーリングになっています。

さて、ボーリングでも「」の数に関係が有る話があります。ピン全部を一度に倒すことをストライク(strike)といいます。ストライクを2回続けると「ダブル/Double」と言います。4回続けると「フォース/Fourth」です。では3回ストライクを続けると何と言うのでしょうか?それはなんと、「ターキー」(turkey)=「七面鳥」と呼ばれます。では何で「ターキー」と呼ばれているのでしょうか?その当時のアメリカでの「ボウリング」では、ピンを全部倒すと、野菜を賞品としてもらっていました。それが3回続けてピン全部を倒すと「七面鳥」(ターキー)を賞品としてもらっていたので、3回ストライクを続けることを、「七面鳥/ターキー」と呼ぶようになったのです。この当時のアメリカでは「七面鳥」はとても人気のある食材だったようで、そこでボウリング経営者が店の景気づけ賞品として出したようです。

また違う説もあります。インディアンが、3羽の野生の七面鳥を1本の矢でうまく仕留めたのを見たオランダ人が、ボウリングでストライクを3回出すのと同じように難しいことだとみなして、3回続けてストライクを出すことを「ターキー」と呼ぶようになったとする説です。さらに七面鳥が羽を広げると、3本ピンが3つ並んでいるように見えるのでターキーとした話もあります。

アメリカの若い主婦は、マザー・イン・ロー(姑)ピンを狙い、それがうまくいくと、さらに賞品の七面鳥を取るため、ターキー(3回ストライク)を狙ってお祝いとしようという笑えないような話があります。もちろん今でも賞品が七面鳥かは定かではありません。

おまけの話ですが、左ではなく右奥の隅のピンをウィドウ(未亡人/Widow)と言い、隅にそっと寂しく立っている未亡人のように見えるのです。これを狙うのは40代の男性に多いらしい。わかるような変な話ですね。

ボーリングのターキー(七面鳥)は褒美からだった。

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ボーリングで、左奥に1ピンだけ残った状態を「マザーインロー(姑)」という。

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ボーリングで残ったピンの形には名前が付いている。形と説明ページ

http://www.linkdou.com/etc/bowling_pin.html

●世界の七不思議ってどこのことか知っていますか?

世界の七不思議とよく言われますが、どこにある何か知っていますか?不思議と日本語では言いますが、世界七不思議の原語のギリシア語では「不思議」という意味はありません。紀元前2世紀にビザンチウムのフィロンの書いた「世界の七つの景観」の中に選ばれている古代の地中海地方にあった7つの巨大建造物を指しています。景観と訳されていますが、ギリシア語では「必見のもの」といった意味です。不思議から来る「怪しいもの」「ありえないもの」「常識を超えているもの」といった意味とちょっと違っています。日本語では「世界の七不思議」と訳されたために、古代の七不思議とは少しかけ離れて理解されています

古代から次第に中世になると、七不思議も変わってきました。そして現代の七不思議にもなってきました。人工的な遺物だけでなく、今では自然版の世界の七不思議も選定されています。今や世界の七不思議といっても、様々なものがあり、マスコミが勝手に作り出しているものなど多数あります。

今回は代表的な、古代、中世、現代、自然版を紹介します。自分が思っていた七不思議とは違う思われる方もいるかもしれませんが、これは一般的な世界の七不思議です。

◆世界の七不思議(The Seven Wonders of the World)◆
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★古代(ギリシャ・ローマ時代)の七不思議

・ギザの大ピラミッド

・バビロンの空中庭園

・エフェソスのアルテミス神殿

・ オリンピアのゼウス像

・ ハリカルナッソスのマウソロス霊廟

・ ロドス島の巨像

・ アレクサンドリアの大灯台


バビロンの空中庭園

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ロドス島の巨像

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ハリカルナッソスのマウソロス霊廟

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古代の世界の七不思議の地図(現存していないものが多い)

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中世になると、ヨーロッパ人の地理的知識が広がって、古代の七不思議よりも広く世界中の建造物が選ばれるようになりました。14世紀以降の世界の七不思議は、次の7つが一般です。

★中世の七不思議

・ローマのコロッセウム(イタリア)

・アレクサンドリアのカタコンベ(エジプト)

・万里の長城(中国)

・ストーンヘンジ(イギリス)

・ピサの斜塔(イタリア)

・南京の陶塔(中国)

・イスタンブルの聖ソフィア大聖堂(トルコ)


ストーンヘンジ

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南京の陶塔(中国)(これだけ現存していない)

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イスタンブルの聖ソフィア大聖堂

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スイスにある「新世界七不思議財団」(New7Wonders Foundation)は、2007年7月7日に新・世界七不思議を決定しようと世界中からの投票を呼びかけました。最終候補の21の候補地から次の7つが選ばれ、ポルトガルの首都リスボンで開かれた式典で発表されました。選に漏れたものには、ギリシャのアクロポリス、フランス・パリのエッフェル塔、チリ・イースター島のモアイ、英国のストーンヘンジ、日本の清水寺などがありました。

★新世界の七不思議(New Seven Wonders of the World)

・チチェン・イッツァのピラミッド(メキシコ)

・イエス・キリスト像(ブラジル)

・万里の長城(中国)

・マチュ・ピチュ(ペルー)

・ペトラ(ヨルダン)

・コロッセオ(イタリア)

・タージ・マハル(インド)


チチェン・イッツァのピラミッド(メキシコ)

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コロッセオ(イタリア)

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タージ・マハル(インド)

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新世界の七不思議の地図

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新世界の七不思議のパノラマ写真(拡大・縮小可)でお楽しみください。

http://www.panoramas.dk/7-wonders/index.html

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スイスに本拠を置く「新世界七不思議財団」」(New7Wonders Foundation)により、2007年に『新・世界七不思議』が発表されましたが、これに続いて2011年に「新・世界七不思議 自然版」が発表されました。

★新・世界七不思議・自然版(New Seven Wonders of Nature)

・アマゾン川と熱帯雨林 (ブラジル)

・ハロン湾 (ベトナム)

・イグアスの滝 (アルゼンチン,ブラジル)

・済州島 (韓国)

・コモド島 (インドネシア)

・プエルト・プリンセサ地底河川 (フィリピン)

・テーブルマウンテン (南アフリカ)



プエルト・プリンセサ地底河川 (フィリピン)

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新世界七不思議・自然版の写真付き案内はこちら

http://21432839.at.webry.info/201206/article_3.html

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いろいろな世界の七不思議の紹介ページ:

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9448/earth/7wonders.html

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7の数字にからむ話はつきません。今回は私が興味を持ったものから選びました。皆さんの中にはもっと面白い7の数の話を知っている方もいるかもしれません。マジカルナンバー 7も応用してみると面白いですね。企業の人員管理や各種グループの区分などに7−9の数字で管理をしているところもあるようです。世界の七不思議も、旅行好きな方は行っているところもあるでしょうし、七不思議なのにまだ行ってないところもあるかと思います。参考にしてください。今回は7の数字ですが、次の機会には別の数字で書く予定です。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
世界の七不思議、色々な観点から選出されるものが異なるのは面白いですね。以前、日経新聞で新世界七不思議が紹介されたとき、うれしくて驚いてしまいました、全て訪れた事があるからです。ここに紹介された七不思議の数々、全て訪れて見たいですね、でも、テレビで沢山の景勝地を紹介するので、心に留めておき、Jackさんのように地図上で旅行気分に浸るのも夢がふくらみ楽しそうです。数字七にまつわる話面白かったです。
Anne
2012/10/02 17:20
Anneさん
新世界の七不思議は全部行ったとか、いいですね。新世界の七不思議の自然版の方はどうですか?海外旅行の好きな人には、文化遺産派と自然遺産派とあります。私はどちらかというと自然遺産派で、しかもなるべく皆がいかないところが好きです。そうなるとむつかしいところが多く、どうしても地図での旅行になってしまします。古代の七不思議も現存していなくても、遺跡があればいけれますね。

私の心の中で、いつか行きたい「私版、世界の七不思議(場所)」でも作ろうかなと思っています。そこは、普通の日本人にはほとんど知られていないところになると思います。他人から見ればなんでもないところもありえます。
Jack
2012/10/02 18:47

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